yakushima kinoko

手作りアクセサリー樹之香

ワトコオイル(興味がない人には面白い内容ではありません)

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    2018年BASE Siteからの転載です。画像がどこかわからなくなって説明のしようがありません。日付は記録していませんでした。が2018年の1月の記事だったはず。





    木製品の仕上げ方法はいろいろあります。無塗装、ウレタン塗装、オイル、ワックス、ステインで着色することもあります。塗装の段階で艶あり、つや消し、5分艶、3分艶なども選べますが、オイルやワックスを塗った後、紙ヤスリで研磨することで、さらに仕上げの光沢度合を調整することもしばしば。この頃はエイジング処理という手法で、昔っぽく、中古っぽく仕上げる方法やアンティーク調の家具や製品も増えています。
    店内の床は、改装前まで本物の三和土(たたき)という昔ながらの土でした。しかし剥離と土ぼこりの問題でこれをフローリングに変更することにしました。その仕上げ方法として選んだのがワトコオイルです。木製品や仕上げに何を塗ればいいのか、どんな感じに仕上がるのかというのは、文字では説明しにくいものです。色や質感、光沢などは、写真でも説明しきれないので、まずはやってみるしかありません。画像検索しても参考になる画像はなかなかありません。時々yahoo知恵袋に相談を投げかけてる人がいますが、文字で簡単に解決できるものではないと思うのですが・・・。イメージ通りっていうのは本人だけの感覚で、他人には伝えにくいものです。そこで以前店の建設の時にサンプルを取り寄せて試し塗りをしておきました。これもまた小面積の試し塗りもなかなかイメージが膨らまず、「ええい失敗してもいいからやるしかない」です。0.05㎡の試し塗りじゃ、本番の33㎡のスケール感はつかめません。それより何より一番大切なことは材料の地の色と、下地の処理方法によって全く仕上がりが変わるので、試し塗りやイメージなどは全くあてになりません。経験と勘によるところが大きいです。私のイメージは、古い学校のワックスがぬられた廊下のような感じ。店の外装に近い深煎りコーヒーのような濃い焦げ茶色でした。選んだ色はエボニー、ダークウォルナット、ミディアムウォルナット、ドリフトウッド。材料の状態と色に合わせてもう勘で塗りました。仕上がりはまずまずです。私的には70点くらいですかね。時間が少なくて下地処理の手を抜いたおかげで、つやが少し足りない感じですね。いずれつやを出すワックスでも塗ろうと思ってます。写真で公開してもいいんですが、もし興味がある人がいたら、画像と詳しい施工方法をお知らせします。それより機会があって屋久島に来るなら本物見た方が早いです。


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    代表の清田治樹です。屋久島ガイド樹之香の屋号を掲げながら、年間70日~100日ほど白谷雲水峡やヤクスギランドなどを案内しています。その傍ら屋久杉の手作りアクセサリーの店を営んでいます。
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