yakushima kinoko

屋号樹之香

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この屋号で2008年に屋久島でエコツアーガイドとして始まりました。エコツアーガイドは楽しく、やりがいのある仕事です。お客様の笑顔でこちらが癒されます。しかしアウトドアでの活動は四季と天候に左右され、冬場のトレッキングはさびしい限り。ということは「仕事がない」ということで、夏のお客様に冬でも登るんですか?と聞かれたら、そりゃお客様が来てくれたら行きますけど長いバカンスですよハッハッハ。と答えていますが、武士は食わねど爪楊枝で、本当に仕事がありません。





妻子あるものとしては、これで良しとは言っていられませんで、暇しかないので、ストラップでも作って、故郷の母、親戚にでも送ってやろうかなどとせっせと屋久杉を磨いて、ストラップ紐はどうしようか?どうせなら手作りだよななどと軽い気持ちから始まりました。





それを親戚などのためにいくつも作り、故郷に送ったのですがそれを手にした従妹が「これは絶対売れるわから、これで商売したらいいのに」と言われた言葉が、アクセサリーを作るきっかけとなる転機となりました。





春から秋までエコツアーガイドとしてトレッキングに行き、冬場に家内と二人でアクセサリーを作りためるサイクルが何となく出来上がり、それじゃあ自分の店を持とうと思って土地を購入し、コンテナハウスをレンタルして県道沿いに置いて夏の間だけ営業をしました。





生まれて30年以上川沿いの家で暮らしていたので、なんとなく川の流れる音が脳裏に沁みついていたんでしょう。土地を買うなら絶対川の側がいいと思っていたところ、今の店の土地を購入することになりました。ある方に「ここに移住したのも、その土地を買うことになったのも、土地と人とのつながりだけは本当に定めみたいな縁なんじゃないでしょうかね」と言われて、「この場所なのかも」と決たきっかけだったのかもしれません。2009年には土地を購入しその後の構想を夜な夜な妄想してました。


Blog Writer

y-kinoko
代表の清田治樹です。屋久島ガイド樹之香の屋号を掲げながら、年間70日~100日ほど白谷雲水峡やヤクスギランドなどを案内しています。その傍ら屋久杉の手作りアクセサリーの店を営んでいます。
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