yakushima kinoko

リペアに関すること

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過日、以前男前キーホルダーを購入したという方からメールが入ってきました。
金具の取り付け部分が割れたとのことでお直し依頼でした。割れの状態がわからなかったので写真を送ってもらいました。
なるほど、こういう割れ方はおそらく、いつかわかりませんが捻じれ方向の力が加わった感じなので、縦方向のひび割れなどはないと思われました。実際見てみなければ何とも言い難いですが、多少短かくなるけれど直せると踏みました。このキーホルダーは記憶にあります。もう少し長いものでしたがしばらく長い状態で放置しておいたものを、意を決してキーホルダーにしたものでした。想像通りのかっこよさに仕上がった、来店客の羨望のまなざしの商品でした。ネットに出しておいたらお気に入りに登録されていた方も多いと思います。また店頭で手に取ってみたお客様も多かったと思います。
数か月後のGW、それをお求め頂き、長らく使用していい味と傷、汗と汚れがしみこんで、程よく使い込まれた真の男前のキーホルダーになって戻ってきてとてもうれしく思いました。
少し時間がかかりましたが、きっちりとお直しができました。合わせてわざとらしくないくらいに汚れ落としとツヤ出しのための研磨を行いました。ビフォー、アフターを掲載してもいいと了解を得ましたので、掲載させていただきます。
この渋さというか、味とか・・・・・わかってくれるお客さんがいて本当にうれしいです。
こういう渋さは値段とかじゃないんですよ。使い倒していく楽しみみたいなものとか、長い間連れ添った連帯感みたいな・・・わかってほしいんですけど、まだまだ伝えられないんですよ。
屋久杉は千年かかって成長したものが、森の中で千年かかって土に帰ると言われています。そんな悠久の材料を自然から分けていただいているので、できれば長く、孫、曾孫の代まで使えるようなものを作っていきたいです。






Blog Writer

y-kinoko
代表の清田治樹です。屋久島ガイド樹之香の屋号を掲げながら、年間70日~100日ほど白谷雲水峡やヤクスギランドなどを案内しています。その傍ら屋久杉の手作りアクセサリーの店を営んでいます。
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